水源の森を守り、次世代につなげていく
相模原市が誇る水源である相模川、そして相模川へと流れる桂川流域にある雄大な森がMORIMOの舞台です。豊かな森は、雨水を地中に蓄え、ゆったりと時間をかけて川へと流し込んでくれます。森が蓄えた良質な水は、相模湖をはじめ、津久井湖、宮ケ瀬湖といった湖を経て河川流域に水の恵をもたらしています。良質な水を生み出してくれる森は、洪水や活水をやわらげてくれるいわば「緑のダム」。整備された森が、土砂崩れを防ぎ安定した水の供給に大きな役割を果たしているのです。相模原市では、市域のおよそ6割を占める森林が、神奈川県内の水源エリアの3割にあたります。だからこそ、この豊かで貴重な水源を守り、次代へと引き継いでいくために、森を再生し保全する取り組みが必要です。市や県と手を取り合い、手入れ不足によって荒廃が進んでしまった森林に、健康と活力を取り戻すための間伐・枝打ちなどの森林整理を行なっていきます。整備された森からは良質な水を。間伐材は良質な木材として。行政と市民が一体となった森林づくりが始まっています。
森は水を貯え、きれいな空気をつくり、生き物たちが住む場所でもあります。豊かな森が身近にあることは、とても恵まれた幸せなことです。しかし、スギやヒノキの人工林、コナラやクヌギの落葉樹の自然林も、手入れされず放置されたままになっています。外材に押され地域材を使うことが少なくなり、間伐された木も森の中で「捨て間伐」になっているのが現状です。
大切な森を守るために、私たちにできることがきっとあります。どうしたら森で働く人、地域材でモノづくりをする人、地元の木を使う人が増えるのか、一緒に考え行動して下さる仲間も募集しています。森は水を貯え、きれいな空気をつくり、生き物たちが住む場所でもあります。豊かな森が身近にあることは、とても恵まれた幸せなことです。しかし、スギやヒノキの人工林、コナラやクヌギの落葉樹の自然林も、手入れされず放置されたままになっています。外材に押され地域材を使うことが少なくなり、間伐された木も森の中で「捨て間伐」になっているのが現状です。